歴史学の現在1 『越境する貨幣』
歴史学の現在2 『紛争と訴訟の文化史』
歴史学の現在3 『戦後歴史学再考-「国民史」を超えて-』
歴史学の現在4 『歴史における「修正主義」』
歴史学の現在5 『再生する終末思想』
歴史学の現在6 『20世紀のアメリカ体験』
歴史学の現在7 『戦争と平和の中近世史』
歴史学の現在8 『系図が語る世界史』
歴史学の現在9 『性と権力関係の歴史』
歴史学の現在10 『帝国への新たな視座』
歴史学の現在11 『幻影のローマ 〈伝統〉の継承とイメージの変容』
歴史学の現在12 『由緒の比較史』
歴史学の現在13 『「韓国併合」100年と日本の歴史学』
歴史学の現在1 『越境する貨幣』
青木書店 1999年5月刊行 本体価格2,500円
国境を越えて流通した中国銭、地中深く埋められた埋納銭の意味など、歴史における貨幣の様々な
役割を東アジアの視点を導入し、その信用・通貨制度の歴史に迫る。
執筆者:
黒田明伸、岸本美緒、須川英徳、中島圭一、安国良一、鈴木公雄、橋口定志、峰岸純夫
歴史学の現在2 『紛争と訴訟の文化史』
青木書店 2000年1月刊行 本体価格4,500円
法的な法・裁判制度から習慣・習俗を対象に各時代・地域の「争い」解決の方法、社会秩序形成システムを解明し、諸文化の歴史的背景を浮き彫りにする。
執筆者:
山内進 阪西紀子、新田一郎、稲葉継陽、加藤博、高橋敏、大江泰一郎、大澤正昭、徳橋曜、三浦徹
小谷汪之、三木聰、安村直己、藤倉皓一郎
歴史学の現在3 『戦後歴史学再考-「国民史」を超えて-』
青木書店 2000年6月刊行 本体価格2,000円
時代の転換点のなかで、混迷したかのようにみえる現代歴史学─だからこそ今、歴史の認識方法という視点から戦後歴史学を批判的にとらえなおし、歴史学の課題と可能性を深く問う。
歴史学の現在4 『歴史における「修正主義」』
青木書店 2000年6月刊行 本体価格2,800円
各国の新しい歴史叙述の試みや研究動向を検証。国際的にひろがる「歴史の見直し」
「国民国家」再考をめぐる議論に新たな視点を示し、歴史学の行方をさぐる。
歴史学の現在5 『再生する終末思想』
青木書店 2000年11月刊行 本体価格3,600円
現存の体制・秩序の終焉への恐れと来たるべきものへの期待--さまざまな時代・地域を超えて、
くりかえし出現する終末思想の多様な姿を描き出す。
執筆者:
佐藤弘夫、近藤光博、岡崎勝世、上川通夫、神田秀雄、浅井紀、趙景達、山岸智子
倉橋良伸、甚野尚志、神崎忠昭、岩井淳、中村喜和
歴史学の現在6 『20世紀のアメリカ体験』
青木書店 2001年4月刊行 本体価格3,600円
世界諸地域の国家・社会そして人々は、アメリカといかに出会い、関わったのか
─巨大な存在アメリカの実像を描き出し、20世紀史を再構成する。
執筆者:
加藤哲郎、木戸衛一、深川美奈、佐藤勘治、北澤義之、吉村慎太郎、長田彰文、西村成雄
古田元夫、前田眞理子、岩本裕子、藤本博
歴史学の現在7 『戦争と平和の中近世史』
青木書店 2001年11月刊行 本体価格3,600円
平和はどのように認識され、描写されてきたのか、そして平和の内実とは─
戦争と平和をめぐる政治・社会のあり方を各地域からさぐる。
執筆者:
久野修義、ハラルド・クラインシュミット(佐久間弘展訳)、高橋 修、細谷良夫、酒井紀美
谷口眞子、佐久間弘展、太田 出、柳橋博之、 稲葉継陽、堀新
歴史学の現在8 『系図が語る世界史』
青木書店 2002年11月刊行 定価 本体3,800円
古今東西の系図が導く新たな歴史への視点-系図作成の動機、またその虚構性の背景に隠された意図など、政治的・社会的状況の分析から歴史の諸相が浮かび上がる。
歴史学の現在 9 『性と権力関係の歴史』
青木書店 2004年4月刊行 定価 本体3,600円+税
性・セクシュアリティの歴史に新たな光を当てる-
階級、民族・人種、宗教、イデオロギー等にもとづく、社会に内在する諸矛盾・対抗関係を問い直す。
執筆者:
金津日出美 長野ひろ子 池田忍 加藤千香子 田代美江子 小野沢あかね
菊川麻里 松原宏之 星乃治彦 本田毅彦 金富子 石川照子
歴史学の現在 10 『帝国への新たな視座』
青木書店 2005年5月刊行 定価 本体3,600円
近代帝国の支配のあり方を政治・経済・文化の側面から浮き彫りにし、 その存在のゆくえを見通す。
執筆者:
木畑洋一 岩井淳 杉原達 前川一郎 浅田進史 平田雅博 井野瀬久美惠 平野千果子
平野聡 永原陽子
歴史学の現在 11 『幻影のローマ 〈伝統〉の継承とイメージの変容』
青木書店 2006年3月刊行 定価 本体4,000円
権力・価値観・アイデンティティの象徴として時代を超え、再創造されつづける
「ローマ」-そのイメージの変容を政治・宗教・文化の側面から論究する。
執筆者:
栗田伸子 長谷川岳男 オーサー・リングボム 菅原裕文 北村直昭 太田敬子
小林功 甚野尚志 池谷文夫 渡辺節夫 宮﨑和夫 中島崇文 村上信一郎
歴史学の現在 12 『由緒の比較史』
青木書店 2010年5月刊行 定価 本体4,500円
家の由緒、村の由緒、民族の由緒、国民の由緒……
世界各地に見出される共同体の過去との対峙
日本中近世史研究からの比較史
執筆者:
山本英二 黒嶋敏 大越翼 片山剛 小笠原弘幸 畔上直樹 佐藤円
槇原茂 山口裕子 黒川みどり 吉川友丈 秋山晋吾 井上攻
歴史学の現在 13 『「韓国併合」100年と日本の歴史学』
青木書店 2011年5月刊行 定価 本体4,000円
私たちの「植民地責任」を問い直す
日本において最近数十年の間に展開を遂げた植民地支配とその責任をめぐる歴史研究のあり方を再検討し、今後の方向性を示す。
執筆者:
永原陽子 荒井信一 山田昭次 藤永壮 中塚明 趙景達
小川原宏幸 板垣竜太 南塚信吾 金富子 樋口雄一 宋連玉