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2023年

近代史部会「修論報告会」のお知らせ

2023年度近代史部会修士論文報告会を、7月29日(土)12時~早稲田大学及びオンラインにて開催します。
前日の18時までに参加登録が必要です。お誘い合わせの上、ご参加ください。
詳細はポスターをご確認ください。

※参加申込み登録フォーム
(申し込み締め切り:7月27日(木)18:00)
https://docs.google.com/forms/d/1CompuRG4o-tip9VezvFqS7YFek9Mi87Wj0pzDitsbJw/viewform?pli=1&pli=1&edit_requested=true

近代史部会「修論報告会」報告者の募集

歴研近代史部会では、2023年度「修論報告会」の報告者を募集しております。ご関心のある方はぜひご応募ください(応募〆切2023年6月5日)。詳細やお申込み方法につきましては、下記リンクよりファイルをご参照ください。 https://app.box.com/s/39aq8opkh4icz8645no4b4ms1g0atbai

2022年

近代史部会 2022年度「修論報告会」

2022年近代史部会修士論文報告会を、7月30日(土)、8月6日(土)各日14時~オンラインにて開催します。

各報告日前日の18時までに参加登録が必要です。お誘い合わせの上、ご参加ください。

参加登録→→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScgEYZ3asHkBjVLs3UzJlGrz_C1KkS5RuywWvEkd-28YA456g/viewform

2022年度近代史部会「修論報告会」報告者の募集

歴研近代史部会では、2022年度「修論報告会」の報告者を募集しております。ご関心のある方はぜひご応募ください(応募〆切2022年5月31日)。
詳細やお申込み方法につきましては、下記リンクよりご確認ください。
https://t.co/RP3TJlkbWg

※以前掲載していた文書内の応募先アドレスに誤りがありました。
誤 rekiken.kindai
正 rekiken0kindai
※@以下は同様。0は数字のゼロです。

すでにご応募いただいた方には深くお詫び申し上げます。
転送処理を行いましたが、こちらからの返信が届いていない方は、正しいアドレスに再度送り直していただきますようお願い申し上げます。

2021年

近代史部会 2021年度「修論報告会」

2021年7月25日(日) 13:00~

第一報告 13:10~
鄭善耿(一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程)
「植民地朝鮮における森林政策と火田民―1910年代から20年代までを中心に―」

第二報告 14:20~
金功熙(一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程)
「植民地期朝鮮・済州島の農村と戦時農業政策―無水酒精事業に伴う甘藷増産・供出を中心に―」

第三報告 15:40~
丸山実里(一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程)
「第一次世界大戦期アメリカにおける「敵性外国人登録」とドイツ系住民―カンザス州を主な事例にして―」

第四報告 16:50~
小糸咲月(一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程)
「土田杏村の評論家としての仕事と思想―大正・昭和初期の文壇・論壇批評を題材として―」

本報告会はオンラインZoomで開催致します。参加をご希望の方は下記登録フォームよりお申込み下さい。
ZoomのURL、ID、パスワードは参加登録された方のみにお渡し致します。SNSなどインターネットへの掲載は禁止します。

※参加申込み登録フォーム(申し込み締め切り:7月23日18:00)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4kjMcZM10iTMaTHWPIWzDP_f9LeQkKRU005KvZKGoA_Civw/viewform

その他お問い合わせはこちらまで。
rekiken0kindai@gmail.com

2019年

近代史部会 修論・卒論報告会

歴史学研究会近代史部会主催の修論・卒論報告会を法政大学大学院にて開催いたします。
近代史研究における若手研究者の交流と育成を目的とする報告会です。
今年は、修士1名、学士4名の報告が行われます。
図らずも、報告者の研究対象が1920年代~1930年代に集中していることが注目されます。
よろしくお願いいたします。


日にち 2019年7月21日(日)
時 間  13:00~17:30
場 所 法政大学大学院棟203教室
https://goo.gl/maps/zfnPp7f3EBJQPCh56

第1報告
李豊海(朝鮮大学校研究生)
「植民地期在日朝鮮人運動における無産者階級との提携問題に関する一考察―「日本ブルジョアジー」批判を中心に―」

第2報告
高橋郁臣(一橋大学大学院社会学研究科修士課程)
「1930年代日本の国家主義運動における「暴力団」―「非国民」の論理の変遷を手掛かりに―」

第3報告
太田総一郎(東京大学大学院人文社会系研究科修士課程)
「戦時国際法と平時/警察概念―戦間期日本における催涙性ガス使用の事例から」

第4報告
渡部亮(東京大学大学院人文社会系研究科修士課程)
「社会民衆党の変容と議会主義」

第5報告
小糸咲月(一橋大学大学院社会学研究科修士課程)
「土田杏村の芸術思想と社会改造―昭和初期 新短歌運動を中心に」

近代史部会・現代史部会合同書評会(現代史部会と共催企画)

「戦時期日本社会史の新地平」
日時:2019年7月6日(土) 13時~17時
場所:早稲田大学早稲田キャンパス22号館201教室

対象書籍・評者・コメンテーター:
①細谷亨『日本帝国の膨張・崩壊と満蒙開拓団』(有志舎、2019年)
  評者:安岡健一氏
②佐々木啓『「産業戦士」の時代―戦時期日本の労働力動員と支配秩序―』(大月書店、2019年)
  評者:町田祐一氏
コメント:小野沢あかね氏(ジェンダーの視点から)
著者リプライ:細谷亨氏・佐々木啓氏
資料代:500円(※事前申込不要)

〔開催主旨〕
 本年、戦時期日本を対象とした堅実な研究成果が、細谷亨氏、佐々木啓氏によって刊行された。これを機に歴史学研究会近代史部会・現代史部会では、戦時期日本社会史研究の新たな視座を切り拓くために、このたびシンポジウム形式での書評会を両部会合同で開催する運びとなった。
 一九三〇~四〇年代の戦時期日本に関する歴史研究は、ファシズム論以来の蓄積があるが、一九九〇年代における総力戦体制論の提起が一つの画期となった。戦時における社会・経済システムの変化を強調したその論調への批判から、その後の歴史研究が追究したのは、理念で覆い隠せぬ現実、現場の実態を描き出すことだった。
 そうした成果は、まずは経済統制や物資動員などを対象とした経済史の分野で積み重ねられ、ついで明治憲法体制がはらむ制度的桎梏への対処を主題とする政治史研究が続いた。また戦争を支えた娯楽や宣伝(メディア)にも注目が集まり、戦時文化や社会政策に関する分析が進展した。
 他方で、戦時の到来が、膨大な人の移動をもたらしたことも、重要な論点となっている。動員と復員、外地への移植民と引揚げ、労働力の配置転換、疎開や買い出しなど、さまざまな移動の中で、人びとは「地域」を越え、「他者」と出会った。
 こうした研究状況を一層深化させるものとして、近年では戦時社会を生きた人びとの視座にもとづく社会史と言い得る研究が、新たな潮流として現れてきた。個人や主体を不可視化してきた構造主義的な議論への反発、あるいはシステム転換による社会の「平準化」を主張した総力戦体制論を乗り越えようとする模索のなかから、いま一度人びとの主体に着目することが、戦時期をとらえるうえで重要な拠点となってきている。
 本書評会でとりあげる二著作は、いずれもそのような新たな研究潮流を牽引するものといえるだろう。
 細谷亨氏による『日本帝国の膨張・崩壊と満蒙開拓団』は、日本帝国の膨張過程における満洲移民の動員・送出過程や、地域から送り出された開拓民の満州現地での農業経営・生活実態、あるいは開拓団と母村の関係や異民族支配の動向を明らかにした研究である。
 一方、佐々木啓氏による『「産業戦士」の時代―戦時期日本の労働力動員と支配秩序―』は、戦時期に特徴的な「産業戦士」という呼称に注目することで、政府による政策と人びとの経験の両方から、「同意」を通じた人びとの支配のありようについて解明している。
 そのうえで両著は、戦時の「経験」や「体験」を重視し、必ずしも明確な線を引けるわけではない戦時から戦後への人びとの軌跡に目を凝らすことで、重層的な戦時期像の提出を試みている。その際、手記や回想録、あるいは聞き取り記録といったパーソナルな史料を積極的に活用していることも共通している。他方で、細谷氏の場合は農業史・移民史、佐々木氏の場合は労働史・民衆史といった、それぞれ独自の研究分野においても重要な論点を提起していることは言うまでもない。
 以上のように、今回の合同書評会では、人びとの視座にもとづいて戦時期像を描いた両著を対象とすることで、戦時期日本社会をめぐる歴史研究をより前進させたい。細谷氏の著作に対しては、農業史を専門とする安岡健一氏に、佐々木氏の著作に対しては、都市労働政策史を専門とする町田祐一氏に書評をお願いした。また、ジェンダーの視点から小野沢あかね氏にコメントをいただくことで、より多角的な観点から議論を深めたい。なお、三氏による報告・コメントに対しては、著者である細谷、佐々木両氏からのリプライも予定している。当日は、フロアからの発言も含めた活発な議論を期待している。