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2024年11月 No.1055
特集 歴史における戦争の記憶(Ⅰ) | ||
特集によせて | 歴史学研究会 編集委員会 | (1) |
日本古代における戦争の記憶―8・9世紀における壬申の乱と白村江の戦い― | 長谷部 将司 | (2) |
戊辰戦争の記憶―敗者の慰霊・顕彰を中心に― | 髙田 祐介 | (12) |
忘られぬ歌―「支那の夜」にひびく戦争と占領 1938-1973― | 青木 深 | (26) |
墓誌の中の戦争―北朝末における戦争記憶の一斑― | 会田 大輔 | (38) |
ナポレオン戦争時代のイギリスにおける軍人の記念と想起の文化 | 中村 武司 | (50) |
家庭と自由のための自己犠牲を称える意味 ─南北戦争の記憶の形成をめぐる20世紀転換期の南軍退役軍人会の葛藤─ | 兼子 歩 | (61) |
書評 | ||
川岡勉『戦国期守護権力の研究』 | 藤井 崇 | (73) |
2024年増刊号 No.1054
2024年度歴史学研究会大会報告 個別史と全体史の往還 ―マスターナラティヴを編みなおすために― | ||
2024 年度大会報告によせて | 歴史学研究会委員長 加藤 陽子 | (1) |
〈全体会〉個別史と全体史の往還―マスターナラティヴを編みなおすために― | ||
地域史,グローバルヒストリー,そしてマスターナラティヴ ―西ジャワ社会の中心と周縁― | 太田 淳 | (2) |
日本産淡水魚消費論―全体史に向けた試み― | 橋本 道範 | (12) |
貨幣とともに歩む歴史―交換史観の試み― | 柿沼 陽平 | (21) |
アートと精神医療の歴史 | 鈴木 晃仁 | (22) |
コメント | 井野瀬 久美惠 | (28) |
全体会討論要旨 | (31) | |
〈古代史部会Ⅰ〉古代における在地社会と家族 | ||
「分異」からみた経済単位としての家族―商鞅変法再考― | 多田 麻希子 | (35) |
コメント1 | 義江 明子 | (45) |
コメント2 | 髙橋 亮介 | (47) |
古代史部会Ⅰ討論要旨 | (49) | |
〈古代史部会Ⅱ〉古代国家の変容と氏族秩序 | ||
平安貴族社会と氏―氏寺・氏社を中心に― | 上村 正裕 | (51) |
コメント1 | 大隅 清陽 | (59) |
コメント2 | 遠藤 基郎 | (62) |
古代史部会Ⅱ討論要旨 | (64) | |
〈中世史部会〉日本中世における権力と宗教 | ||
中世東国武家政権と鎌倉顕密寺院 | 小池 勝也 | (66) |
足利将軍家所縁の五山派禅宗寺院にみる政治秩序 | 髙鳥 廉 | (75) |
中世史部会討論要旨 | (84) | |
〈近世史部会〉幕末維新期における社会変容と都市 | ||
問題提起 | 近世史部会 運営委員会 | (87) |
幕末維新期の兵庫・神戸港域の「政治都市化」とその意義 ―幕藩領主層・都市下層民と兵庫町方の関係性の分析から― | 髙久 智広 | (88) |
幕末「開港」と近世貿易都市長崎の変容 | 吉岡 誠也 | (100) |
近世史部会討論要旨 | (109) | |
〈近代史部会〉第一次世界大戦を経た世界 | ||
第一次世界大戦後ハンガリーの人種主義とジェンダー | 姉川 雄大 | (112) |
カナダにおける選挙法改正と第一次世界大戦 ―ジェンダー・人種・ナショナリズム― | 三澤 拓弥・丸山 実里 | (121) |
コメント | 粟屋 利江 | (125) |
近代史部会討論要旨 | (128) | |
〈現代史部会〉「地球社会」時代としての1970 年代―冷戦後半期への新たな視点― | ||
「地球社会」黎明期を日米関係から再考する | 長 史隆 | (131) |
「ヘルシンキ宣言」と東ドイツ指導部 ―1970 年代の国際政治と「人権の国際化」― | 清水 聡 | (139) |
コメント | 福田 宏 | (149) |
現代史部会討論要旨 | (152) | |
〈合同部会〉古代・中世の「自治」とコミュニケーション | ||
ローマ帝政前期における都市の政務官・参事会・民会―自治の諸相― | 新保 良明 | (155) |
中世南仏村落における住民自治―エリートと民衆の関係に注目して― | 向井 伸哉 | (163) |
コメント | 皆川 卓 | (171) |
合同部会討論要旨 | (174) | |
〈特設部会〉パブリックヒストリーをめぐる探究・対話・協働―葛飾区立石における歴史実践― | ||
はじめに | 牧田 義也 | (177) |
立石・四つ木における「交通経験」の語り方 ―京成押上線の記憶を後世に伝える試み― | 宗像 俊輔・濱雄 亮 大野 絢也 | (179) |
地域伝承と「語り」―「歴史」が創造される過程に関する一考察― | 尾﨑 梨花 | (181) |
立石らしさの探求―立石で働くことを通じて― | 青木 尚人 | (184) |
外部の視点と「立石らしさ」 | 伊藤 陽寿 | (186) |
立石の音―歴史の別なるありようを求めて― | 日隈 脩一郎 | (188) |
現在と過去とのオートエスノグラフィー ―「現場」を通じて歴史を私の手に取り戻す― | 樋浦 ゆりあ | (192) |
オルタナティブな歴史研究―歴史学を開くための一試(私)論― | 倉岡 玲弥 | (194) |
協働(共奏)研究の実験―三世代の記憶から紡ぐ「立石」― | 今井 麻美梨 中西 優有子 | (196) |
「せんべろの街」の駅前スーパー | 加茂 千弘 | (199) |
コメント1 | 牧田 義也 | (201) |
コメント2 | 北條 勝貴 | (203) |
特設部会討論要旨 | (206) |
2024年10月 No.1053
小特集 アートと歴史学 | ||
小特集によせて | 歴史学研究会 編集委員会 | (1) |
芸術実践と歴史実践―地域・アート・歴史― | 牧田 義也 | (2) |
声の継承と藤井光「爆撃の記録」 ―2010年代におけるアートと歴史の交差の一側面― | 山本 唯人 | (12) |
アートと精神医療の歴史 | 鈴木 晃仁 | (22) |
飯山由貴《In-Mates》制作への協力の経験と考えたこと | 外村 大 | (31) |
ミュージアムという「場」が語る―生きられた歴史と/のアート― | 小森 真樹 | (36) |
時評 | ||
文化遺産防災マップによる被災文化遺産の推定手法 ―東日本大震災から令和6年能登半島地震での活動より― | 蝦名 裕一 | (53) |
書評 | ||
板橋拓己『分断の克服1989-1990 ―統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦―』 | 小森 宏美 | (62) |
2024年9月 No.1052
論文 | ||
律令規定にみる日本古代三后の特質 | 桜田 真理絵 | (1) |
シリーズ 歴史を書くということ【第4回】 エンターテイメントと歴史 | ||
新選組表象をめぐる市民・新選組研究家・歴史学 | 三野 行德 | (18) |
歴史エンタテインメントと歴史研究 | 指 昭博 | (25) |
エンターテイメントと歴史の交差点 ―漫画『天幕のジャードゥーガル』― | 谷川 春菜 | (31) |
学習まんがというジレンマ ―エンタメとアカデミズム,教育のはざまで― | 田伏 優治 | (39) |
書評 | ||
鐘江宏之『律令制諸国支配の成立と展開』 | 浅野 啓介 | (47) |
谷口良生『議会共和政の政治空間 ―フランス第三共和政前期の議員・議会・有権者たち―』 | 岡本 託 | (50) |
山崎彰『近代ドイツ農村社会の誕生 ―領地文書から見た開発・紛争・教育―』 | 平井 進 | (53) |
会務報告 | ||
2024年度歴史学研究会総会の報告 | 歴史学研究会 委員会 | (57) |
2024年8月 No.1051
論文 | ||
1920年代における通商・貿易問題と日本経済連盟会 ―国際商業会議所への関与をめぐって― | 藤井 崇史 | (1) |
批判と反省 | ||
チョコレートからの歴史 ―モノに注目すると私たちはさまざまな点に気づいて歴史研究を進めることができる― | 岩間 俊彦 | (19) |
合評会 高澤紀恵/ギヨーム・カレ編『「身分」を交差させる―日本とフランスの近世―』をめぐって | 岸本 美緒・江川 溫 横山 百合子・高澤 紀恵 | (27) |
歴史フェス,参加しました | 大沢 武彦・加藤 真生 鹿野 美枝・佐々木 真 | (38) |
時評 | ||
大災害時代における地域歴史資料の保存・継承 | 天野 真志 小野塚 航一 | (48) |
書評 | ||
平川新『世論政治としての江戸時代』 | 児玉 憲治 | (55) |
松本俊郎編『「満洲国」以後―中国工業化の源流を考える―』 | 峰 毅 | (58) |
2024年7月 No.1050
特集 データ分析で広がる歴史学の最前線(Ⅱ) | ||
種痘規則の布達に伴う足柄県東部における天然痘死亡率急減の可能性 ―「江戸時代における人口分析システム(DANJURO)」による分析結果― | 川口 洋 | (1) |
明治期地籍図の再評価とGISを用いた歴史的景観研究 | 福村 任生 | (14) |
原爆記念日の社説からみた被爆地広島の平和意識の変容 | 渡壁 晃 | (25) |
衛星データの活用と中国古代史研究 ―秦漢時代の「牧」を事例として― | 村松 弘一 | (36) |
書評 | ||
鄭栄桓『歴史のなかの朝鮮籍』 | 外村 大 | (50) |
小野寺史郎『近代中国の国家主義と軍国民主義』 | 川尻 文彦 | (53) |
橋本浩一『福建人民革命政府の研究―第三勢力による反蔣抗日政権と内外諸勢力―』 | 水羽 信男 | (56) |
会告 | ||
内閣府特命担当大臣決定「日本学術会議の法人化に向けて」(2023年12月22日)の撤回を求め,日本学術会議の法人化に強く反対する声明 | (62) |
2024年6月 No. 1049
特集 データ分析で広がる歴史学の最前線(Ⅰ) | ||
特集によせて | 歴史学研究会 編集委員会 | (1) |
古代吉備の開発と渡来民 | 今津 勝紀 | (2) |
明治末期日本における大気汚染と乳児死亡 ―計量分析によるアプローチ― | 井上 達樹 | (15) |
歴史学におけるデータ分析の可能性 ―農家の労働と出産の季節性の事例― | 五十嵐 英梨香 | (26) |
テキストデータの構造化と文献研究 ―明清時代カトリック漢訳教理書の事例― | 王 雯璐 | (35) |
日英村落史的対比研究とデータ分析 ―過去・現在・近未来― | 髙橋 基泰 | (49) |
データ分析にみる近代フランス地方幹部候補行政官の性質変化 ―ピレネー=オリアンタル県参事会員を事例として― | 岡本 託 | (61) |
書評 | ||
木村美幸『日本海軍の志願兵と地域社会』 | 中村 崇高 | (73) |
2024年5月 No. 1048
論文 | ||
パル判決書研究とパル日本招請 ―1950年代~60年代における東京裁判批判論に対する一考察― | 中立 悠紀 | (1) |
「過激派条令」に見る西ドイツの民主主義理解 ―1970年代のヘッセン州を中心に― | 川﨑 聡史 | (18) |
国際交流 | ||
日韓の歴史対話を考える ―第23回日韓歴史家会議に参加して― | 佐々木 真 | (35) |
書評 | ||
髙鳥廉『足利将軍家の政治秩序と寺院』 | 斎藤 夏来 | (42) |
菊池一隆『中国国民党特務と抗日戦争―「C・C系」・「藍衣社」・三民主義青年団―』 | 藤井 元博 | (45) |
2024年度歴史学研究会大会報告主旨説明 | ||
全体会:個別史と全体史の往還 ―マスターナラティヴを編みなおすために― | (50) | |
古代史部会Ⅰ:古代における在地社会と家族 | (51) | |
古代史部会Ⅱ:古代国家の変容と氏族秩序 | (52) | |
中世史部会:日本中世における権力と宗教 | (54) | |
近世史部会:幕末維新期における社会変容と都市 | (55) | |
近代史部会:第一次世界大戦を経た世界 | (57) | |
現代史部会:「地球社会」時代としての1970年代 ―冷戦後半期への新たな視点― | (58) | |
合同部会:古代・中世の「自治」とコミュニケーション | (60) | |
特設部会:パブリックヒストリーをめぐる探究・対話・協働 ―葛飾区立石における歴史実践― | (61) | |
会告 | ||
投稿規定改正のお知らせ | 歴史学研究会 編集委員会 | (64) |
2024年度歴史学研究会 総会・大会のお知らせ | (65) |
2024年4月 No. 1047
小特集 外交儀礼にみる日本 | ||
小特集によせて | 歴史学研究会 編集委員会 | (1) |
賓礼の周辺 ―日本古代の私邸・朝集堂・鴻臚館の饗宴について― | 浜田 久美子 | (2) |
外交儀礼論のパースペクティヴ ―室町時代の日明関係を中心に― | 橋本 雄 | (13) |
近世日朝関係における釜山と対馬での外交儀礼について | 米谷 均 | (23) |
18,19世紀における琉球国の外交儀礼 ―起請文と冠船に関する儀礼を中心に― | 麻生 伸一 | (34) |
「外交の文化史」を開く ―幕末外交儀礼を研究すること― | 佐野 真由子 | (47) |
会告 | ||
2024年度歴史学研究会総会・大会のお知らせ | (63) |
2024年3月 No. 1046
論文 | ||
南京国民政府の漁業保護政策 ―近代中国における海洋政策の始動― | 佐藤 良聖 | (1) |
18世紀フランスの居酒屋から見た習俗と経済 | 君塚 弘恭 | (18) |
研究動向 | ||
日ソ戦争研究の成果と課題 | 麻田 雅文 | (32) |
書評 | ||
今津勝紀『日本古代の環境と社会』 | 里舘 翔大 | (40) |
榎原雅治『地図で考える中世―交通と社会―』 | 落合 義明 | (43) |
金子肇『近代中国の国家と商人―税政と同業秩序のダイナミクス―』 | 加島 潤 | (46) |
池端雪浦『フィリピン革命の研究』 | 弘末 雅士 | (50) |
堀井優『近世東地中海の形成―マムルーク朝・オスマン帝国とヴェネツィア人―』 | 高田 良太 | (53) |
中澤達哉編 『王のいる共和政―ジャコバン再考―』 | 上垣 豊 | (56) |
長井伸仁『近代パリの社会と政治―都市の日常を探る―』 | 谷口 良生 | (59) |
2024年2月 No. 1045
論文 | ||
日本の中国研究と米財団からの研究助成 ―A・F問題(1962年)再考― | 久保 亨 | (1) |
シリーズ 歴史を書くということ【第3回】 | ||
パブリック・ヒストリーとしての歴史展示の課題と可能性 | 竹内 有理 | (17) |
博物館における「単純化した物語」の展示表象と歴史修正主義 | 金子 淳 | (24) |
地域資料館の学芸員が「歴史を書く」意味 | 西村 健 | (32) |
被災した地域の歴史と震災の記憶の継承を考える ―福島県復興祈念公園と大字誌編纂から― | 泉田 邦彦 | (38) |
明治大学平和教育登戸研究所が問いかける歴史洞察 | 渡辺 賢二 | (45) |
書評 | ||
清水克行『室町社会史論―中世的世界の自律性―』 | 松園 潤一朗 | (51) |
本島和人『満洲移民・青少年義勇軍の研究―長野県下の国策遂行―』 | 木村 美幸 | (54) |
生田美智子『満洲からシベリア抑留へ―女性たちの日ソ戦争―』 | 福地 スヴェトラーナ | (56) |
キム・ハンバク『配流刑の時代―清朝と刑罰―』 | 高遠 拓児 | (60) |
2024年1月 No. 1044
特集 『アカデミズムとジェンダー』について語ろう! | ||
特集によせて | 歴史学研究会 編集委員会 | (1) |
ジェンダーについて(私が)語ることの困難さと可能性 | 小野寺 拓也 | (2) |
アカデミズムとジェンダー ―博物館展示の経験から― | 横山 百合子 | (7) |
聖心女子大学史学部OG会の軌跡(1966-1996年) | 土田 宏成 | (12) |
歴史学の文化を考える ―男性史・ジェンダー史の視点から― | 弓削 尚子 | (16) |
シンポジウム「『アカデミズムとジェンダー』について語ろう!」から進む ―歴史研究における実証を継承する― | 岩間 俊彦 | (23) |
ジェンダーを語る場からアカデミズムを社会に開く/拓く | 井野瀬 久美恵 | (31) |
論文 | ||
「不法な影響力の排除」を目指して ―パフラヴィー朝成立期のイランにおける1304年選挙法改正(1925)— | 徳永 佳晃 | (37) |
批判と反省 | ||
中野智世・前田更子・渡邊千秋・尾崎修司編著『カトリシズムと生活世界―信仰の近代ヨーロッパ史―』を読んで | 馬渕 彰 | (54) |